こんにちは。なら美です。
紹介予定派遣の更新をしようか辞めようか迷っていますか?
全然楽しくないけど、仕事内容は慣れればきっとなんとかなる。
人間関係は悪いとまでは言わないけれど、仲良くなれるとも思えない。何もかもまったく合わない。
でも年齢を考えるとこの紹介予定派遣を断ると、次いつ正社員になれるチャンスが巡ってくるか
わからない。
仕事なんて我慢はつきもの。どこで働いてもきっとこんな感じだから
贅沢言わずにこのままここで働き続けよう。
心の中では全く自分には合わずにとっとと辞めてしまいたいと思っているのに、
心の奥の違和感に蓋をしてこのまま働こうと思っていますか?
考え方はそれぞれで正解はないかもしれませんが、私はスパッとやめましょう!と
お伝えしたいです。
ちょうど一年前、仕事内容も環境も上司もすべて自分に合わず、どう考えても
お断り一択なのに、年齢やその後の果てしない就活の事を考えると
このままここで働くしかないと思い込み、毎日毎日仕事に行くのが嫌で嫌で
地獄のような日々を送っていました。
あれからちょうど一年。桜が満開になった頃に思い出すのは、苦痛から解放された
なつかしさではなく、嫌で嫌で仕方なかった地獄の苦しさの日々です。
キレイな桜を見るたびに私はこんな苦しい気持ちを思い出すなんて・・
今同じように苦しんでる人がいるなら、迷わず抜け出してほしくて、
今回は自分の体験談を書こうと思います。
あれこれ条件で考えてる時点でもう合ってない
紹介予定派遣はこちらが更新を希望しても断られる場合もあるといいます。
先方が更新OKだと言ってくださっているならそれを断るのはとても贅沢な
ことかもしれませんね。
でもそんな理由で更新して本当にいいのでしょうか?
あなたは実はこの仕事は合わない事に気が付いていますよね。
仕事内容は興味はないけど、慣れたらきっとやりがいも目標もできる。
家からはそんなに遠くないし、残業なし、土日祝は完全休み。
お給料もまあこんなもんかな。と一つ一つの条件を言い聞かせるように
納得させようとしていませんか。
すべて私がやっていたことです。
結局私は耐えきれず、半年間派遣で働いて、正社員としての更新もOKを
いただいていたのに更新はしませんでした。
頭ではわかっていました。40代後半で正社員のお話があるなら、
絶対このままの方がいいと。
でもあれこれ頭でいろいろ考えて言い聞かせてる時点で、
それはもう自分には合ってないです。
自分に合っている職場は、あっという間に時間が過ぎます。
毎日仕事が嫌だとは思わないです。
私の失敗談
何がそこまで合わなかったのか、自分でもよくわかりませんでしたが、
今思うと完全な自己分析不足でした。
医療事務の資格があり病院で事務職の経験があったので、未経験可の訪問看護事務員に
すんなり紹介予定派遣での仕事が決まりました。
クセの強い職員さんはいたものの、マニュアルもOJTもしっかりしており完全な
ホワイト企業。仕事に慣れさえすれば散々な職歴の私でさえ正社員に返り咲くチャンス。
でも何かが少しずつずれていきます。
・ある程度規模が大きい職場でいろんな人と関わって仕事するのが好き
→ 小さい事務所で一人(または二人)で留守番
・報連相はしつつも、ある程度自由に仕事を任せてもらいたい
→言われたことを言われた通りにやる。自己流は御法度
・ほんの少しでも雑談したり、コミュニケーションを取ったりしたい。
→私語はなし。キーボードを打つ音だけが響き渡る。
その他トイレの長さや頻度で勝手に体調を判断されたり、上司が出かけて
戻るまでの間に自分がした業務内容を小学生のように1~10まで
報告させられていました。
一人になる時間が長い業務上、上司への報告は必要であったかも
しれませんが、特に神経質な上司だったこともあり、未経験の私への指導が
だんだん監視のようになり、2~3秒スマホを見ただけでエリアマネージャーにまで
報告がいってしまうなど、とにかく息苦しくて仕方がありませんでした。
それでもここでの仕事を続けるしかないと思い、仕事も早く覚えようと必死でしたが
悪循環が続きます。
先輩の説明に集中して、後から自分の頭で整理してからメモを取って
いたのですが、いつも全くメモを取っていない、覚える気がないと怒られ、
何回でもいいからわかるまで聞いてと言っておきながら、繰り返し聞くと
覚える気あるんかと言われそれ以上聞けなくなってしまいます。
業務内容も環境も、私には合わなかった。
私がこの職場に合わなかっただけで、逆に一人黙々と業務に集中できる空間が
合う方もいるし、もっと上手に上司とうまくやれる方もいるでしょう。
こうして私は自分の居場所を自分からなくし、完全な透明人間のような
扱いを受けるようになりました。
思い切ってやめたら平穏が訪れた
もうダメだ。この仕事は続けられないと思ってからは、
空いた時間に就活をするのが唯一の希望でした。
もういい加減転職を繰り返すのは嫌だ。次こそは楽しい毎日を過ごしたい!と
思うともう未経験の職種に応募する勇気はなく、これまでに経験した仕事で
手を打つことにします。
条件を随分と下げたこともあり、次もすぐに仕事が決まりました。
面接から合格の電話をいただくまでの数日間、毎分毎秒祈るような思いで
過ごしていました。
次が決まりこれで心スッキリ!残り約一ヶ月を楽しく乗り切れる。とはいきませんでした。
最終日まで毎日本当に苦しかったです。
辞めていく人間に仕事を教える人はいません。
私はいないものとしてほかの人達で仕事が振り分けられます。
私は本物の透明人間扱いを受けることとなり、ロボットのように誰とも話さず、
ただ決められたことだけをする日々でした。
やっとの思いで最終日を迎え、数日後に転職をしました。
経験者だったこともあり初日から重宝され、たった一日で前職の半年分以上の会話をし、
そして笑ったのです。
自分に合うってこういう事なのだな。とそこでやっと気が付きました。
ただ自分に合わない環境で働いていたのだと。
その場にいると分からない事があります。そこがすべてだと思ってしまう。
新しいことにチャレンジするより、そこにいる方が楽だと思ってしまう。
今の職場は合ってないと思ったら、私のようにボロボロになってしまう前に
どうか次に進んでください。
そんな思いで正社員になっても報われることはありません。
結局退職することになるだけです。
紹介予定派遣だけがアラフィフの唯一の希望なんかじゃありません。
まとめ
いかがでしたか。
今回は私の恥ずかしい失敗談をお話ししました。
あなたが今の仕事はもう無理だと心のどこかで感じているなら、
ここまでボロボロになる前に動き出してください。
アラフィフだからとかは関係ないです。
辛い中でも毎日出勤して真面目に仕事をして、就活をして次に進んだというのは
少なからず自信になります。
毎月給料をもらえるのは、無職で先が見えない苦しみよりはマシなはずです。
在職中に新しい道が開けますように。
応援しています。
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